写し絵

久々の投稿になってしまった。
復元とイベント、日常生活の事もろもろで多忙になりなかなか投稿できなかった。愛読して頂いている方には申し訳ない気持ちで一杯である。こうして文章を打つのも深夜になってしまっている。今は午前3時。

話は変わるが、写し絵の復元も数作品できあがっている。夏には現段階で復元を終えている全ての作品を2回上演できた。これも全て協力して頂いた方々のお力添えの賜である事は言うまでもない。
今も少しづつ復元作業を行っている。完成していない物が何点もあるので、全て復元するのに数年はかかるに違いない。
しかし復元と言う作業はとても不思議である。私も作業を始める前には思いもしなかった心情をこの復元作業で味わう事が出来た。

これは普段仕事などをして得られる達成感などの感情とはひと味違った物だった。まわりくどい言い方をしてしまったが、復元で得られた心情と言うのは「作者との一体感」だった。私に文才が無いのであまり良い表現を思いつかなかったのだが、既に亡くなってしまっている種板の作者と一緒に作業をしているような、または種板を作っている最中の作者の心情を感じ得る事が出来たのだ。

これは実際に復元にあたった人にしか感じ得る事が出来ない事ではないかと思う。なのでここに文章として残してもあまり伝わらないかもしれないが、私が感じたままを記載したいと思う。

文章が長くなりそうなので体験談は明日に持ち越したいと思う。