写し絵は影絵なの?

写し絵について良く疑問に思われるのが、「写し絵は影絵なの?」
と言う所だろう。

しかし写し絵は立派な影絵なのだ。

影を作り出す光があり、映し出す素材、それを受けて写すスクリーンがあれば、それは全て影絵と言うのだろう。
写し絵は江戸時代「影画」と呼ばれていた。

このように昔は今のように「影絵」と一言で広くを表現する言い方はしていなかったようだ。
例えば座敷影絵の原点である、体の一部を使った影絵の事を「手影絵」「指影絵」などと言って区別していて、一般に広くそのように呼ばれていたらしい。
確かに「写し絵」と言うと影絵っぽくないので、影絵の呼び名で言うならば「幻燈影絵」と呼ぶべきだろうと思うし、初めて写し絵が影絵だと知った方にも納得がいく呼び名だと思う。

私たちが行っている現代影絵は、現代の科学が創り出した機材で映し出しているのと、昔の幻燈機をつかっていないので(2007年から使用予定)、どちらかと言うと写し出す事がメインなので「写し絵」の方がピンとくる。
考えると拉致がないのでここで話しは止めようと思うが、皆さんはどの呼び方がピンと来るでしょうか?
とりあえず、好きな呼び方で呼ぶ事が良いのだろうと思います。